日経さん平常運転
同時に求められるのは、正社員にも仕事に応じた処遇を広げるための議論だ。
だからその話はまた別だ。
同一賃金が嫌なもんだから、「そんならこっちにも考えがある」みたいに構えるのはやめろ。
仕事の内容を賃金決定の物差しとする同一労働同一賃金は、どれだけ付加価値を生み出しているかという生産性重視の考え方といえる。
はい、ダメ。
むしろ消費者の購買力を維持するためのもの、と考えたほうがいい。
日経さんが「同一賃金」が嫌いなのはわかったが、わざと議論を捻じ曲げるのはよろしくないと思う。
「総合商社」という、世界でも珍しい商業形態を讃仰するのは、珍獣保護とかああいう心情なのだろうか。
三井・三菱の創業以来とも言われる大赤字を、日経さんなりにフォローしたいのかもしれないが、ちょっとおかしい。
だいたい商社の「脱資源」なんてのは一昨年の2013年くらいから大々的にやっていて、JFTCの「商社ビジネス最前線」で主要なテーマになっていたくらいだ。
今年になって原油暴落で大赤字とか、理由とすればわかりやすいが、じゃあ今まで何をやってたのかって話。
本当の理由は他にあるんだけどそれは言いたくない、という事情があって、その隠蔽を日経さんが手助けしてる、てのならよーくわかるんだけどね。どう?