共謀罪とは「こんな人たちに負けるわけにはいかない」ということ

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 200%国側に立って書いた、日経さんの「日」が「産」に入れ替わったかのような社説である。

 

国と沖縄県が再び法廷闘争に突入する。なぜかくもいがみ合わねばならないのか。最後は司法の判断に委ねるにしても、ここまで話がこじれた要因をよく考え、摩擦を少しでも和らげるための努力をしてもらいたい。 

 

 喧嘩両成敗のようなふりをしているが、日経さんは沖縄側にしかその「努力」とやらを求めていない。

 

 最高裁は昨年12月、県が破砕許可を取り消したのは無効だとする判決を下した。今回も国の主張を100%支持する可能性が高い。日本は法治国家であり、県は判決が出たら従うべきだ。 

 

 へー、原発再稼働差し止めの仮処分が出た時、日経さんは日本が法治国家だということを棚上げしていたようだったが。自分に都合のいい時だけの法治なのか。

 

 安倍政権は県の提訴で工事が中断した場合、翁長雄志知事に損害賠償を求めることを検討中だ。億円単位になるとの見方もある。来年の知事選をにらみ、翁長知事に打撃を与える狙いのようだ。 

 

 これ、許されていいことなのか。知事の意思の背後には多くの県民の民意があること忘れていないか。これはあべぴょんが沖縄全体を侮辱する行為と言える。

 まともな大人なら、やめさせるようにするべきだろう。

 しかし、あべぴょんを「信じている」日経さんは、このようなことを言い垂れる。

 

そんなことをすれば、県民の反本土感情を勢いづけるだけだ。意に沿わない相手がいると、「こんな人たちに負けるわけにはいかない」とむきになる。安倍政権のこうした姿勢が批判された東京都議選の二の舞いになりかねない。 

 

 書いた人間は「上手いこと言ったぜ」と得意になっていることだろう。ふくらんだ鼻の穴から、蓄膿の臭いが漂ってきそうな文章だ。

 沖縄の問題を全て基地反対の側に押し付け、ついでに「こんな人たちに」をただの「感情の問題」として一般化し、無効化しようとしている。

 

 日経さんのこのような社説を読むと、やはり「共謀罪」の最初の標的は沖縄のように思われる。

 

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