日経さんが面白い感じでうろたえている

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 日経さんのアイドル「コストカッター」が逮捕されて、日経さんが面白い感じでうろたえている。

 

ゴーン会長自身の倫理観や順法精神に欠落があったのは争えないとしても、トップの暴走を防ぐ歯止めを欠いた日産の内部統治体制にも落ち度があったと言わざるをえない。 

 

 いや、そういうのどこも大して変わらんと思うよ。

 日経さんが「信じてる」あべぴょんだって、似たようなもんじゃん。

 

一連の疑いが事実なら、せっかくの名経営者も「会社の私物化」の罪を犯したというほかない。 

 

 「事実なら」とか、「せっかくの名経営者」とか、「夢なら覚めてくれ!」という日経さんの心の叫びがこだましているようだ。

 

日本の企業トップの犯罪は私利私欲によるものは少なく、かつての山一証券が典型だが、組織の体面や存続を優先するあまり、過去の損失を隠蔽するなど一線を越えてしまうケースが多かった。

一方、米欧では粉飾決算の末に破綻した米エンロンのように、経営者の「私腹を肥やす」型の不正が目立つ。ゴーン会長の容疑は後者の系譜に属するだろう。

 

 こんな妄言を垂れ流すなんて、正気を失っているとしか思えない。

 日本の企業トップだって、私利私欲による犯罪はしょっちゅうだが。山一證券もババつかまされて謝罪会見で泣いたおっさんはともあれ、それ以前の連中はとっとと逃げちまったじゃないか。

 

こうしたトップの暴走を防ぐには、2重、3重の監視体制が要るが、日産の実態は逆で、ゴーン会長に権限が集中していた。 

 

 そんな「監視体制」がきちんとしてる企業なんて、日本にあるの?

 

社外取締役は今年春まで1人だけで、独立した指名委員会もない。 

 

 ああそれ、他はどこも天下りの巣になってるじゃないか。

 

トップの不正を防ぐ仕組みづくりに加え、ゴーン会長という重しがなくなった後も、三菱自動車を含めた3社連合の枠組みを維持できるのか、注目したい。 

 

 不正云々より3社連合が大事、と。

 

ゴーン会長の功績にも触れたい。最後は残念な結果になったとはいえ、その傑出した指導力があったからこそ、破綻寸前だった日産は復活できた。しがらみにとらわれない系列破壊や生産能力の削減など、ゴーン日産の軌跡に私たちが学ぶべき点はなお多い。 

 

 アイドルがクスリで捕まっても、ファンをやめないオタクたちのようだ。

 普段から企業経営者を聖人であるかのように語る日経さんにとって、アイドル「コストカッター」の失墜は東芝の没落以上にショックだったようだ。

 

 

80年代日本の女性アイドル

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