東芝につられて迷走する日経さんの社説

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 見るに堪えない? だから見ないフリしてるのか。

 とツッコミたくなるわけだが、大企業のお手本として褒めて讃えてきた手前、手の平をかえそうとしても少々後ろ髪が邪魔になる、といったところか。

 

15年に会計不祥事が発覚して以来、東芝は決算発表の遅延をくり返してきた。このため同社株式は信頼に足る財務情報に基づいた投資の判断ができず、今では投機の対象になってしまった。 

 

 今や株式市場全体が「投機の対象」だと思われるが、そのあたりは如何にお考えか。

 日経さんがそうなるように煽ってきたわけだが。

 

問われているのは一企業の決算ではなく、日本の株式市場の公正さだ。 

 

 いや、儲かりさえすれば「公正さ」なんかどうでもいい、というのが昨今の「空気」ではないか。経済的行為に倫理を持ち込むことを忌避するのも、日経さんのおみちびきによるものである。

 

 だいたい、東芝が大目に見られてるのは国策(原発)企業だからだ、というのが衆目の一致するところだが、日経さんがそこを「見ないフリ」するのはやはりアレか、今流行りの「忖度」というやつか。

 そのうち「東芝は国によって救済される」とでも「閣議決定」されるんじゃないか。というベタな冗談も実現しかねないのが、今の政府であるわけだが。

 

 

迷走

迷走

 

 

出口がないことに気づいたけれど認めたくはない

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 どうやらやっと、出口がないことに気づいたようである。

 しかしそれを認めると、これまで言ったり語ったりわめいたり大上段からしかりつけたりしたことと整合性がとれなくなるので、出口を探すようなフリだけはしているわけだ。日経さんとしては、財政健全化とあべぴょんへの信仰と、どちらをとるかという立場に追い込まれ、態度保留を決め込んでいるのだろう。

 

 アベノミクスによってあべぴょんが目指したところは、喧伝されているように日本に経済成長をトリモロスようなものではなく、消費税を抵抗なくアップさせることにあった。消費税を上げれば財政が健全化するだろうとの目論見から、日経さんはアベノミクスを諸手を挙げて賛成していたのである。

 でまあ、あてとフンドシは向こうから外れるというか、取らぬ狸の皮算用というか、まったく思惑通りにいかず、現状に至っているのである。

 すべては、「3本の矢」とかいうのがへろへろだったことに尽きる。

 何度も言うが、「アベノミクスの最大の障害は安倍晋三」なのだ。

 

 

パチプロ3本の矢 2002~2004ベスト

パチプロ3本の矢 2002~2004ベスト

 

 

 

実弾入りの銃を手に入れたお子様に「いいこと、絶対に人に向けて撃っちゃダメよ」とやさしくさとす日経さん

http://mw.nikkei.com/sp/#!/article/DGXKZO17790780W7A610C1EA1000/

(今回、スマホでかいているので、リンクが上手く貼れない)

日経さんの「おイタにめっ」な社説である。
くそがきが「ホンモノのピストルがほしいよううう」とダダをこねまくり、本当に実弾の入ったやつを手に入れてしまったわけだが、日経さんは「撃つときは気をつけるのよおお」とにこやかにさとすだけである。
がきにしてみれば「うっせーな、何を撃とうが俺の勝手だろ」なわけで、気に入らないやつらをこれで皆殺しだ、くらいのことは考えている。
こうした場合、正しい対処としては、有無を言わさずがきからピストルを取り上げることだと思うのだが。

日経さんは、どこまでこの政権を甘やかせば気がすむのか。株価が下がるまでか?

「ちゃんと話せばみんなわかってくれるわよお」な日経さん

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 また「説明」である。

 日経さんの言う「説明」が何なのか、ぜひとも説明してもらいたいものだ。

 あべぴょんは一方的に自分の言いたいことを垂れ流していれば、それが「説明」になると考えている。それへの反論は考えに入ってない。

 日経さんのお優しい物言いでは、「じゃあ、もっとたくさんたくさん一方的に自分の言いたいことを垂れ流せばいいね」としか受け取られない。

 さらには、

 

説明する責任がある。 

 

 「責任」があるんだそうだ。

 あべぴょんの「責任」とは、

 

・一文字で書ける

・「いや、責任をと、責任があるから、責任を、私の、私の責任を取ると、え、え、これ、中身についてはですね、中身については、あの、あえて申し上げる必要はないと思います」

 

 というものである。近い将来、「責任」とはこのように閣議決定されるだろう。

 

 先日経済政策についてお小言を言ったと思ったら、すぐお次はこの甘やかしぶりである。

 だいたい、共謀罪と加計問題をいっしょくたにして、「ちゃんと話せばみんなわかってくれるわよ」というのは、どういう了見なのか。

 マザコン息子をどこまでもあまやかす母親のように、あべぴょんをニコニコと温かく見守っている日経さんなのだった。

 

 

わたしのせいじゃない―せきにんについて (あなたへ6)

わたしのせいじゃない―せきにんについて (あなたへ6)

 

 

 

「あえて二兎を追う」とか、最初から追うつもりがないのと同じ

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 高橋是清もリフレと同時に財政再建しようとして失敗している。

 軍への支出も痛かったのは確かだが、それを踏まえた上で「間接税」アップによる財政復活を目論んでいたのだ。(この時、直接税の増税も提案されたが、是清は「左翼を喜ばせるだけだ」という理由で却下している)とんだ皮算用だが、消費税であれなんであれ、間接税は財政再建に向かない、と日経さんは学ぶべきだろう。

 

 同時にこのような記事が上がり、

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 また先日の社説では、その名を上げずとも民主党を称揚していた。

osaan.hatenadiary.jp

議定書を名古屋で採択した当時、日本政府にはこの分野でリーダー役を果たそうという気概があった。その初心を取り戻すときだ。 

 

 その当時の政権は、民主党だから。

 

 なんだろう、一連の騒動でアベ信者の某役員の発言力が弱まったのか?

 それとも「上つ方」がお怒りなのか?

 

増税や歳出削減も含む財政健全化を進めることが必要だ。それができなければいつか日本国の信用は失われ、手痛いしっぺ返しにあうだろう。 

 

 「しっぺ返し」とやらが選挙ではないことは確かだ。増税や歳出削減の方が、票を減らすからである。一体日経さんの言う「しっぺ」とは何だろうか?口先で恫喝とかなら、あべぴょんと同レベルだね。

 

安倍政権は、経済成長と財政再建の二兎(にと)を追うとしてきた。 

 

 だいたい、「二兎を追う者は一兎をも得ず」なんだから、あえて「二兎を追う」なら最初から「やるフリだけはしておくよ!」と高らかに宣言しているようなものだ。

 それを「信じたい」とか、どこまでお人好しなんだか。

 最初からあべぴょんが追っかけてるのはウサギではなく、「改憲」という名の幻獣ツチノコだけなのだから。

 

 

逃げろツチノコ

逃げろツチノコ

 

 

で、アメリカは?

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 また穴埋めゆるゆる社説なわけで、遅ればせながら日本が参加したことはまことに慶賀すべきことではあるが、なぜここでアメリカについて触れないのか。

 トランプ政権に対してあれほどブチギレていたくせに、こういうところでさらっと流されていると、日経さんは実際環境問題とか気に食わないんだろうな、と勘ぐってしまう。

 この議定書は「生物多様性条約(CBD)」によるものだが、CBDは国連加盟国でアメリカだけが批准していない、というのが現状だ。

 自分のところの地名がついた議定書がズルズル遅れたのは、そっちの影響があるだろうことは容易に想像できるわけだが、日経さんは「さー、これから頑張ろうね」でお茶を濁している。

 

 あと、それから、

 

議定書を名古屋で採択した当時、日本政府にはこの分野でリーダー役を果たそうという気概があった。その初心を取り戻すときだ。 

 

 その当時の政権は、民主党だから。

 これって、遠回しな嫌味なのかね。だったらもっとはっきり書けよ。それとも筆が滑ったのかな?日経さんとしては。

 

 

世界に乗り遅れないための 生物多様性読本

世界に乗り遅れないための 生物多様性読本

 

 

都議選後に「やっぱり移転します」じゃないの?

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 あれだけ騒いでおいて、選挙が終わるまでは判断保留では、二股かける性悪女のようでよろしくない。

 

都議選後に問題を先送りすることは責任ある態度とは言い難い。 

 

 しかし、移転に賛成しても反対しても、都民ファなんとかは大きく勢いをそがれるだろう。

 出来たばかりの都民ファなんとかとしては、このままどっちつかずで選挙をした方が戦略的に有効なので、そのようにしておきたいところだ。

 対する自民としては、ここで小池に態度表明させることが戦略として有効である。

 なので、日経さんはしっかり社説で後押ししているわけだ。まあ、日経さんは元々から移転推進派だしね。

 

 だが、案ずることはないだろう。小池はなんだかんだと理屈を言って、選挙後に移転を決定すると思う。お仲間の幸福実現党が移転を強力に推進していることからもわかる。

 

 あと個人的に不可解なのは以下のことだ。

 

築地には戦後、進駐軍向けのクリーニング工場などが立地し、都の簡易調査ですでに環境基準を超える有害物質が検出されている。

 

 この件について鬼の首を取ったように騒いでいる人を見かけるが、だったらより一層汚染のない場所への移転が望まれるのではないか。それとも、今まで問題なかったのだから、改善など必要ないという立場なのか。それでは「食べても誰も死んでないんだから大丈夫」という、鶏肉偽装工場の物言いと同じではないか。

 

 残念なのは、民進党の若いのが小池に引き寄せられてるってことで……

 後で泣きを見ても知らないからな。

 

 

性悪猫 (やまだ紫選集)

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