アベのままじゃ日本があぶない


『アナと雪の女王』ミュージック・クリップ:Let It Go/エルサ(松たか子) - YouTube

 

 エントリーのタイトルは、上の曲のサビにのせて歌って欲しい。

 

 さて、物価が上がってきたようである。が、しかし、アベノミクスのせいではない。消費税増税のおかげだ。評論家先生やマスコミは違う意見かもしれないが、増税による便乗値上げは、円安よりも効果があった。そういえば、前回の消費税アップのときは、財務省が便乗値上げしないようにきつく指導していたっけ。今回はなんの手出しもない。デフレこそが悪、との認識が一般にも広まっているため、ほったらかしなのだろう。

 ここで気になるのは、先頃の黒田ハルヒコ氏の会見である。さらなる異次元緩和を模索することなく、すでに緩和の「出口」を探そうとしていた。そんなものはまだまだ早い。緩和を終了させるとすれば、それは人口が増大に転ずるか、せめて人口減少が止まってからだ。

 人口の減少は大きすぎるくらいのファクターであり、近頃の日本経済の評論などで人口を考えに入れてないものは、それがどんな結論であろうが無視することにしている。

 

 集団的自衛権について、「世界では常識だ」的な援護の論陣が多く見られる。

 たぶん彼らは、それがどのような意味を持つか考えもしないのだろう。

法廷で叫んだ「おれ、めんきょとってくるまかう」

http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/140414/waf14041407000001-n1.htm

 産経の例によっていろいろ問題のある記事だが、つまりあべぴょんの集団的自衛権とは、ここでの「めんきょとってくるまかう」という叫びと同レベルなのだ。しかもその声は、謝罪の声よりずっと大きかったという。

 「世界では集団的自衛権は常識だ」というのはつまり「誰でも免許をとって車を運転している」ということである。しかし、ここに登場する「累犯者」が免許をとって車を買ったとしても、それでなんの解決にはならないことは自明である。

 

 原発について、吉田調書のスクープは朝日新聞のお手柄だ。

 原発推進派の思惑では、もう三年もたてば新しい事例など出てこず、みんな忘れてしまうだろうし、忘れたことを無理にほじくり返す人間を逆に憎むだろう、くらいに考えていたはずだ。

 というか、私自身、そのようになることを恐れていた。だが現状はそんな甘えたことなど考えてられないくらい、ひどい様相を呈している。

 あべぴょんはそうしたことを全て「チャラ」にしたいのだろう。

 「チャラ」にする、というのは、ひねくれて育った子供がよくやる思考法である。

 ついでに、日本軍がかつてやらかした諸々も「チャラ」にしたいのだ。それが、あべぴょんのトリモロスというやつである。

 

 以上、近時雑感として。

 『アナと雪の女王』は興収200億円の大ヒットだそうだが、妻は2回、娘にいたっては3回も見ている。一日一回YouTubeの動画をかけるので、見ていない私まで憶えてしまった。やれやれ。

 

アナと雪の女王 オリジナル・サウンドトラック -デラックス・エディション- (2枚組ALBUM)

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