嫌いなものを食べさせるには
そんなことを言っても無駄だ。自民党は投票率が下がった方が有利になる、というのは昔っからなのだ。どうして政権党が自己に不利になることをするだろうか。
だいたい日本の「保守」と呼ばれる連中が、民主主義を嫌ってやまないではないか。そうした保守に発言の場を与え、後押しして来たのは日経さんも他の保守メディアと同じである。
まともに「民主主義の危機がー」と叫んでも、聞く耳を持つはずがない。ピーマンを嫌う幼い子どもに、「栄養が」とか「体にいい」とか言っても無駄なのと同じだ。
ここは一番、共産党の活躍に期待する他はない。
今回の選挙で共産党は倍増し、単独で法案を提出できるようになった。なので、どんどん国会を引っ掻き回してもらうのだ。
日経さんはそれを批判することなく、ときにはほめることもする。
そして、「投票率が下がると、共産党に有利になる」という言説をばらまくのである。実際、今回の投票率の低下は、公明党よりも共産党に有利に働いた。その事実を思い出させるのだ。
そうすれば、投票率を上げるため、何らかの方策を立てるようになるだろう。
精神年齢三歳の男が首相なのだから、まともに言っても通じないということを知るべきである。