選挙雑感
山本太郎とかいうのが当選した。岡本太郎以外、「太郎」なんて名前のヤツにはろくなのがいない。
しかしまあ、丸タマとかなんとかいうのがトップで当選するくらいだから、当たりまえのことだったのかも知れない。
山本太郎は原発事故当時ろくでもないことをたくさん口にしていたので、今でも被災地では評判が悪い。福島で自民党が当選してしまうことについて、何%はこの男に責任があるのでは、と考えてしまうくらいだ。
共産党が躍進、というが元に戻っただけだ。ただ、選挙区での当選者が増えたことは意外の感がある。
先日、森嶋通夫の『サッチャー時代のイギリス』を読み返していたら、「共産党が唯一の政党らしい政党」とあった。西欧的視点からの「政党」とは、本来ああしたがちがちのものを言うのだろう。日本人には少々堅苦しく思えるが。
サッチャー時代のイギリス―その政治、経済、教育 (岩波新書)
- 作者: 森嶋通夫
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1988/12/20
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余談だが、この本には渡部昇一がハイエクについてデタラメを書いていることが出てくる。
自民党の票が丸とかいう人に集中したため、武見なんとかが割を食ってぎりぎりになった。昔、同様にして保阪さんぞうだかが落選したのを思い出す。
すぐ下のすずきかんとの票差は五万票たらず。民主党は大河原まさこを公認からはずしたが、大河原氏の票とすずきを合わせれば当選していた形になった。そう単純に行かないのはわかりきったことだが、今後民主党の中でそういうことをわかろうとしない連中が騒ぐことだろう。
党に反して大河原氏を応援した菅直人に風当たりが強くなる可能性が高い。
とりあえず、思いついたところだけ。