もしかするとネット社会の弊害というやつかもしれない
ちょっと前の話だが、気になったので転載させてもらう。
日本呼吸器学会誌編集委員会からのお知らせ
http://journal.kyorin.co.jp/journal/ajrs/fromec.php
>学会会員および日本呼吸器学会誌への投稿者にお願い
>日本呼吸器学会誌(以下,日呼吸誌)に投稿される論文において,論文の内容のみならず,文章の構成,用いられている医学用語の的確性,参考文献の記載, 英文の正確さなど,共著者および上級医から適切な指導がなされていない原稿が数多く見受けられます.また,掲載前の著者校正において引用文献等の記載間違 いに気付かず,出版された経緯もあります.
>投稿にあたっては,まず,論文で何を訴えたいのか論旨を明確にしてください.特に,症例報告の場合は,何が今までの報告と異なるのか,あるいは新知見なの かを論文検索をおこない十分に吟味してから執筆下さい.次に,投稿規定に従って論文を書いてください.投稿規定に従っていない場合はこれだけで却下されま す.誤字・誤植がないか,文法的に誤りはないか,文献の記載は正しいか,英文のスペルは正しいか,などは当然ながら注意し慎重に吟味下さい.
気になったというのは、最近別なところ(某編集プロダクション)から、「若い研究者の書く文章がひどすぎて使い物にならない」という話を耳にしたからだ。
よく聞いてみると、インターネットで書き込むのと似たような調子で書いてしまうらしい。ブログっぽいならまだマシで、どこぞの匿名掲示板への書き込みと同じような、どこか煽り調子な文章だったりするらしい。しかも、ご当人にまったくその自覚がない。
上記のような学会誌に、まさかそれはないとは思いたいが、普段からネットに書き込んでいるとついつい同じようにして文を書いてしまう、ということがあったりするのではないだろうか。