また問題は「財源」なのか?


女性の力引き出す環境整備へ議論深めよ :日本経済新聞

 

 男女平等について、日本は先進国最低の状況が続いている。人権において問題の多い中国にすら、大きく遅れを取っている。

 確か日経さんは「構造改革」がお好きだと思ったが、こうした部分においてこそ「構造」を「改革」する必要があるのではないか。

 閣僚に男性優位を言祝ぐ右翼女性を並べれば、それでことがすむわけでもない。よけいに事態を悪化させるだけだ。

 そして日経さんの言説も、どこまで男女平等に本気なのやら、ちと疑わしい部分がある。

 

>だが、必要な財源の確保策については、各党とも踏み込みが足りない。

 

 またぞろ「財源」を理由に改革を遅らせることについて、言い訳の余地を与えてしまっている。これはやはり、あべぴょんへの援護射撃のようなものか。

 財源がなくとも、やり方はいくらもあるだろう。

 例えば、公務員(一部を除く)の採用を、女性に限ってしまう、というやり方などだ。

 それが真の「平等」ではないにしろ、社会の変革を待っていたら百年河清を待つがごときなのだから、政府の方で逆のバイアスをかけてしまうのも一つの手だ。

 これなら財源など関係ない。

 

 

出生率0 (河出文庫)

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