あけてびっくりなんとやら
数日前のこの社説で、珍しく東芝に厳しいことを言ったな、と思ったらこれである。
おそらく、というか確実に、上の社説を書いたころにはだいたい把握していたのだろう。
前々からひどいとは思っていたが、まさかここまで、というのがおおよその感想であるだろう。
しかしまあ、赤字もたいへんだが、ひっかかるのはこの辺りである。
2006年に約5400億円を投じてWHを買収した頃から大きく変容する(後に出資額は計6600億円に増加)。
おそらくWHがダメダメだとわかったのは、買収して数年もしないうちだっただろう。震災を理由にしているが、それ以前にとっくにダメになっていた可能性が高い。
これってのは、「あけてびっくり玉手箱。東芝さんがみるみる白髪に!」という事態だったのではないか。
日経さんが大好きな「もの言う株主」は、何も気づいていなかったのか。
原発をやってるだけで、よっぽど日本政府が甘い汁を吸わせてくれるようだ。もちろん、その「汁」の原資は税金である。