で、マイナンバーは?
こうした問題を防ぐためにまず必要なことは「データはそれを生み出した個人のものだ」という原則を徹底することだ。第三者への譲渡については監視の目を強める必要がある。
で、鳴り物入りで始まったマイナンバーとやらはどうなったっけ。
こないだ年金機構から500万人分流出してなかったか?機構側は「マイナンバーについては大丈夫」などと言っているが、果たして信用していいものかどうか。実害があっても「関係ない」と言い張るだろう。
マイナンバーの「夢」を語る人は、概ね「ビッグデータ」への応用と絡めて語っていたように記憶しているが、それに対して「監視の目を強める」という話は耳にしたことがない。
マイナンバーとやらは全くの「政府性善説」によって運用されており、こうした「性善説」によって無根拠な信用を得る組織は、必ずと言っていいほどお人好しの間抜けである。
フェイスブックの件は悪質だが、年金機構は自らの無能によって悪を成した点において、フェイスブック以上に病は深い。
ちなみに、確定申告の期間が過ぎたが、申告はマイナンバーなしでも受け付けてもらえる。
直接税務署に行って、申告する際に免許証かパスポートを見せればいいだけだ。
税務署員にぐだぐだ説教されることもない。
マイナンバーの有用性など、信じてるのはお人好しだけである。ゆえに、将来必ず悪用されることだろう。
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