我無き後に(外遊に出てから)洪水よ来たれ、と願っていたかもしれないが
「我亡き後に洪水よ来たれ」と言って死んだのは、お腹の弱いルイ15世だったとされている。
お腹が弱いはずなのに、二日酔いするほど酒を飲む首相は、まだ生きてその座にあるうちに洪水が来た。
日経さんは豪雨についてあれこれと書いているが、あべぴょんとその一党が酒盛りをしていた件については、一言も触れていない。
自民幹部、5日夜の飲み会を釈明 西日本で大雨さなか - 共同通信
いったい何を言祝いでの宴だったのか。
オウムを処分することでモリカケの話題を葬った、と安堵したのか。
外遊先で自衛隊を閲兵し、司令官として敬礼する自分に兵たちが敬礼で応える様を思い浮かべ、嬉しさのあまり祝う衝動を抑えきれなかったのか。
外遊をやめたからといって死んだ人が生き返るわけではなし、また被災地をちょろちょろして面倒をかけるばかりだろう。
それでも「保守」たちは必死であべぴょんを擁護するし、日経さんもご覧の通りの有様である。
「平成30年7月豪雨」とは地味で記憶に残りづらいネーミングだ。いっそ「安倍洪水」とでも呼んでやればいい。
その方が、後々に平成の歴史を思い返すとき、生々しく記憶が立ち上がってくるし、あべぴょんも歴史に名を残せてご満悦になることだろう。
『洪水はわが魂に及び』 『ピンチランナー調書』 (大江健三郎小説)
- 作者: 大江健三郎
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