議論するという「かんかんのう」

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 もはや日経さんの中では「原発推進」と結論が出ているので、問題点である廃棄物について「国民的議論」とやらを展開し、国民に納得させてしまおうというわけである。

 前提のおかしい議論をすると、「議論した」という事実だけで、とんでもない論理が受け容れられてしまうことがある。とっくに死んだはずの議論が、生きているかのように扱われだすのだ。

 これもそうしたことを狙ったのだろう。

 

 さて、日経さんは社説ではっきりとは触れようとしないのだが、

business.nikkeibp.co.jp

 という件についてはどのような態度を取るのか。

 しかもスクープをうったのは「日経」ビジネスである。

 原発という、政治と癒着どころか同一化してしまうような事業は、内部を強烈に腐敗させる。それはより深いところから腐るので、他の部分にまでその腐臭がしみ込むくらいである。これは企業にとって、放射能よりも恐るべきものだ。

 そうした事態を、「新自由主義」ならば本来嫌悪するはずで、日経ビジネスは日経さん以上に日経らしいといえるだろう。

 

 しかし、こうした続報もある

headlines.yahoo.co.jp

 大きく報道しているのは朝日新聞である。

 前々から決まっていたことだから、日経ビジネスのスクープに「もの言う株主」さんたちは騒がなかっただろう。

 しかし、腐臭をまき散らしながら歩くものは、いずれ限界がくるのではないか。

 それともどこかで誰か、「かんかんのう」と歌っているということなのか。

 

 

六代目 笑福亭松喬 上方落語集 らくだ(平成20年度版~かんかんのう入り~)

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かんかんのう

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