ニホンウナギのように食い尽くされる「日本人」

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 車の両輪となるのが、企業が働き方を見直すことだ。硬直的な長時間労働をなくし、働く時間と場所に多様な選択肢を用意する。望まない転勤を少なくする制度を工夫する。柔軟な働き方が広がれば、男性が育児・家事を分担しやすくもなるだろう。 

 

 じゃあ、なんで日経さんは「裁量労働」やら「高プロ」やらを強くおすすめするのか。

 日経さんの普段の主張からすれば、日本人を減らしたがってるようにしか見えないのだが。

 

 日本はおおよそ「資源」と呼べるものがなく、人間だけがその経済を支えている。

 つまり、日本の「資源」は日本人なのだが、それを容赦なく採り尽くそう、というのが現在の日本の「上つ方」の望みなのである。

 ニホンウナギが滅びかかっていようが、土用の丑には蒲焼を食べずにおかないようなものだ。

 たった今、自分だけがよければそれでいいのである。

 その心の有り様は、まったく別物に見えながら、トポロジカルに同じ性質を有している。

 それを変えない限り、人口が増えることなどないし、移民を入れてもすぐに逃げ出してしまうだろう。

 

 

「ボクハウナギダ」の文法―ダとノ

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