2014-02-01から1ヶ月間の記事一覧

『永遠の0』という『失敗の本質』

「アメリカにヒロシマを!」 これがビン=ラディンのスローガンの一つだったという。 この世界を震撼させたテロリストの親玉については、あまりに情報が錯綜しすぎていて確かな所はわからない。しかし彼は、太平洋戦争について良く研究していたのではないだ…

眼が点になるというのを久々に経験した

ナショナリスト本田悦朗氏がアベノミクスで目指す目標 http://jp.wsj.com/article/SB10001424052702304445404579391953576198282.html 今まで慎重に隠してきた「本音」がばんばんあらわになる安倍政権だが、本音と建て前では建て前を優先するのが「日本の奥…

「アベノミクスについての予言」自己採点

去年の5月に「アベノミクスについての予言」というエントリーを書いた。まだ一年も立ってないが、消費税が上がる前に自己採点しておこう。 1.インフレになることはなく、デフレは解消しないだろう。 2.株価は上がるが、期待したほどにはならないだろう。 3.…

プレイとしての日米関係

アメリカ大使館のフェイスブックが荒らされている。 https://ja-jp.facebook.com/ConnectUSA こういう下品なことをするのはどういう類いの連中なのか、というのはちょっとネットをさぐってみればすぐ行き当たる。大使館の皆さんも同様だろう。 しかし、ほん…

父親のつぶやきをメモしておく

「昔は少しでも余裕があればできるだけ人を雇ったものだったが、今はまったく逆なんだよなあ……」 先日、ちょっと用件があって父親と会った際、こんなようなことをぼやいていたのでメモしておく。 昔はとにかく、人をたくさん雇っていることが企業のステータ…

都知事選雑感もしくは「小泉純一郎なるもの」

やれやれやっと終った。 そして、その結果は満足にほど遠くとも最悪はまぬかれた、というのが偽らざる感想だ。まして、「細川に一本化」なぞしていたら、最悪の上のさらに最悪の結果がもたらされていただろう。 脱原発側の体勢は、小泉純一郎それ自身ではな…

「日本のベートーベン」とやらの話

日本のベートーベンとか呼ばれた人が、自分で作曲してなかったとか、本当は耳が聞こえたとか、そんな騒ぎになっているようだ。 私は騒ぎになってからこの人のことを知ったので、曲がどのようなものかわからないし、今さら聞いてもしかたない。しかし、「全聾…

水と油が混ざりあう時代

半生記以上前、ミルトン・フリードマンが一冊の本を世に問うた。 それが新自由主義、てか自由経済のバイブル『資本主義と自由』てやつだ。 資本主義と自由 (日経BPクラシックス) 作者: ミルトン・フリードマン,村井章子 出版社/メーカー: 日経BP社 発売日: 2…

「株価に一喜一憂しない」って誰か言ってたな

なんか株が暴落してるんだそうだ。 しかしまあ、ほとんどの人には関係がない。株価が「景気の指標」だったのは昔のことだ。現在では株がいくら上がろうが下がろうが、ほとんど関係ない。一応「短期的には」とエクスキューズをつけておこうか。 去年のsell in…

STAP細胞のことからふと思い出した話

STAP細胞の発見は、小保方さんという30歳の若い女性が中心となってなされたものだという。 よく周りにいるお偉方に成果を横取りされなかったものだ、と他人事ながら胸を撫で下ろす。 というのも、昔実際にノーベル賞を受賞した研究が、元々はその研究所の若…

ルイ15世のおなか

ルイ15世は、フランス史上最低の王の一人、とされている。 政治向きはポンパドゥール夫人に牛耳られ、国庫は7年戦争の敗北ですっからかんになった。(ルイ14世による破綻もあったが) それなのになぜか在位中の国民の人気は高く、「愛しの王」とあだ名され、…