日経さんはいよいよムソリーニの夢を見るか?
(上)と書かれている、ということは、明日の3.11に(下)が載る、ということなのだろう。
全部読んでからと思ったが、あまりにひどい社説なので我慢できなかった。
前々から日経さんの「発想」というやつは、日経のビルの窓からお濠を眺めながらビンテージワインでも傾けつつ考えたのではないか、と思われるひどいものが多いのだが、今回はまたとりたててひどい。最悪である。
例えば、訪日客の受け入れだ。日本では観光というと娯楽のイメージが強いが、歴史や災害について真摯に学び、今後に生かしたいと思う人は多い。津波や原発事故で被害を受けた施設を計画的に保存し、学習施設などを併設すれば、観光の目玉にもなる。
人類社会が経験した悲しみや過ちの記憶について時代を超えて伝える「ダークツーリズム」という手法だ。ナチスのユダヤ人収容所、ニューヨークの同時多発テロの跡、広島の原爆ドームなどがある。近年ではインドネシアのアチェに津波博物館ができた。
前半で被災地の復興がまだまだ問題山積である、ということを言いながら後半でこれである。
こういうものを読んで、避難している人たちがどのような気分になるのか、考えもしないのだろう。
もしかして、この社説は東某が書いたのだろうか?
東某の「福島原発をレジャーランドに」という言い草については、以前のエントリーで少しだけ触れたことがある。
さすがは、毎朝あべぴょんに向けて五体投地する日経さんである。
いよいよファシストとして頭角を現しつつあるようだ。