さかあがりのできない子に大車輪をやらせようとする日経さん

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 日経さんは、さかあがりのできない子に大車輪をやらせたい、とお考えのようだ。

 内輪の席ならみんなで手助けして低い鉄棒でぐるんと回して、「わー、できたできた、えらーい」と手を叩いていれば良いが、ホーム開催とはいえヨソ者だらけの中で幼稚なやらせは通じまい。国内向けだけごまかしておけばいい、と親バカを決め込んでも恥を重ねるだけだとなぜわからないのだろう。

 

 G20などと言っても所詮は烏合の衆だ。アメリカが「いやいや」をすればすぐバラバラになってしまう。金丸信の言を借りるならば「馬糞の川流れ」というやつである。

 そんな状況を、金をばらまくしか能の無い世襲三代目お坊ちゃんがまとめられるわけがない。しかもこの坊ちゃん、G20崩壊の要因であるトランプの靴を舐め、習近平に三跪九叩頭したばかりである。

 

G20の首脳が一堂に会するようになったのは、08年9月のリーマン・ショックをともに協力して克服するためだ。だが危機から遠ざかれば遠ざかるほど国際協調のエネルギーは失われ、ついには米国をはじめとする「自国第一」の流れに抗しきれなくなった。 

 

 所詮「アメリカ発」の経済危機を何とかしようとして集まっただけに過ぎないのだから、アメリカの景気が良くなれば用済みなのである。

 この先、トランプの「やらかし」でアメリカの景気が悪くなるか、フランスの黄巾の乱、じゃなくてイエロー・ベストが飛び火してトランプが失脚でもしない限り、元には戻るまい。

  あべぴょんにできることといったら、またアメリカから兵器を買い増すくらいのものだろう。