2015-01-01から1ヶ月間の記事一覧
中小企業や非正規の賃上げ促す政策を 中小企業や非正規の賃上げ促す政策を :日本経済新聞 その昔、ボーナスの時期になると、中小の社長は銀行へ頭を下げにいった。社員に払うボーナスをなんとかするためである。 現在そんなことをすれば、「融資を引き上げ…
ピケティの来日講演があったが、たいしたもりあがりもなく終了した。 内容は本を読めば分かることばかり。パネル・ディスカッションもさっぱりディスカッションしていなかった。 同時通訳の苦労は分かるが、フランス語の通訳を用意することはできなかっただ…
「痛み」を伴う年金改革から目をそらすな 「痛み」を伴う年金改革から目をそらすな :日本経済新聞 それは官僚様と家来の日経さんが「痛み」から逃れるための改革だろう。 真に年金のことを考えるなら抜本的な改革が必要だ。そしてそれは、官僚無謬伝説に大…
政権として諫早湾の解決を 政権として諫早湾の解決を :日本経済新聞 あれは何年のことだったか。現職の運輸大臣が、成田闘争でがんこに居座っている人たちと会って話をする、ということがあった。「画期的である」として、テレビでも放送された。 運輸大臣…
場所は、そう、ゴールデン・トライアングルのあたりとしようか。 ある集団がそこを占領し、「国家」を僭称する。 財源はもちろんアヘンである。 国の名前は「サムライ国」 国家元首は「将軍」を名乗る。 国家を構成する成人男子はみな日本刀めいたものを腰に…
人命弄ぶ「イスラム国」の蛮行を非難する 人命弄ぶ「イスラム国」の蛮行を非難する :日本経済新聞 まずは己の不明を詫びなくてはなるまい。 4日前に >ただちに処刑される可能性は低いだろう。 と書いたが、湯川氏が処刑されてしまった。まだ一人残っている…
安倍政権は農協の抜本改革を断行せよ 安倍政権は農協の抜本改革を断行せよ :日本経済新聞 改革を強く唱えているのは、むしろ維新など野党の方だ。民主党は農協に政治的中立を求め、距離を置かれている。 農協が依然として選挙に強い力を持っているのは、先…
<a href="http://www.nikkei.com/article/DGXKZO82337660U5A120C1EA1000/" data-mce-href="http://www.nikkei.com/article/DGXKZO82337660U5A120C1EA1000/">ECB量的緩和が政府に迫る構造改革</a> ECB量的緩和が政府に迫る構造改革 :日本経済新聞 >現在のユーロ圏の姿は、昨年10月に日銀が2度目の金融緩和を実施した日本の経済にも通じる。みずほ総合研究所の高田創チーフエコノミストは「量的緩和という劇薬で…
経営力を高め好循環つくれ 経営力を高め好循環つくれ :日本経済新聞 右顧左眄、首鼠両端、という言葉が浮かぶ。 >賃金が上がって消費が伸び、生産活動を活発にし、それがまた賃金増につながり消費を刺激する――。そうした経済の好循環をつくるため、企業の利…
「イスラム国」の卑劣な脅迫は許されない 「イスラム国」の卑劣な脅迫は許されない :日本経済新聞 > 「イスラム国」と対峙する各国と綿密に連携し、2人の早期解放に全力をあげてほしい。 私も去年の8月のエントリーにこう書いた。 右傾化ではなく幼稚化 - …
働きやすい保育の職場に 働きやすい保育の職場に :日本経済新聞 フェミニズムの成果の一つとして、育児というものが紛れもなく「労働」だということを暴いた、ということがある。 それだけではなく、家事も、介護も「労働」であることが明かされ、それまで…
柔軟に働くホワイトカラーをより多く 柔軟に働くホワイトカラーをより多く :日本経済新聞 この件、本当に影響を受けそうな階層が、まるで他人事のようにしているのが目に付く。 これは、格差というものの「切れ目」を、当初の予定よりもう一段上にずらすと…
成長と財政両立の道筋見えぬ予算 成長と財政両立の道筋見えぬ予算 :日本経済新聞 日経さんは時折、こういう晩ご飯の残り物とチンした冷食を詰め込んだ、手抜き弁当のような社説を書く。「実はバイトの高校生に書かせてみました」と言われたら信じてしまいそ…
過ぎた介入が生んだ佐賀の乱 過ぎた介入が生んだ佐賀の乱 :日本経済新聞 実はけっこう根の深い問題のように思える。 確かに目立った対立軸はなく、自公というか、自民党のオウンゴールでしかない結果だ。「ちゅーかくはのいんぼー」など、妄想の入り込むス…
3年目の原子力規制委に改めて問う 3年目の原子力規制委に改めて問う :日本経済新聞 なにやら日経さんは規制委にご不満のご様子だ。 >「安全でないとは言っていません。安全だとも言っていません」。田中俊一委員長はしばしばぶっきらぼうな物言いをする。…
昭和7年、直木三十五が正月に「ファシズム宣言」したその年、五・一五事件が起きた。海軍将校らと大川周明によるクーデターである。犬養首相が暗殺され、気まぐれで相撲観戦に出かけたチャップリンは難を逃れた。 この事件の肝は、クーデターそのものではな…
雇用慣行破り柔軟な働き方を競え 民が拓くニッポン 雇用慣行破り柔軟な働き方を競え 民が拓くニッポン :日本経済新聞 >出生率を上げる取り組みが要るのはもちろんだが、労働力の減少を乗り越えるために十分な備えをしなくてはならない。まず求められるのは…
原油安を反映しない補正予算 原油安を反映しない補正予算 :日本経済新聞 ラジオをお聞きの方は耳にしたことがあるだろうが、全日本トラック協会はその窮状を訴えるCMを流している。 流通への「デフレ圧力」は相変わらず厳しく、それは少々ガソリンが安くな…
表現の自由へのテロは断じて許されない 表現の自由へのテロは断じて許されない :日本経済新聞 なんだかこのタイトルだと、表現の自由以外ならテロが許されるかのようにも読める。テロが許されないのは、なんだって同じだ。問題の掘り下げが足らないと、基礎…
昭和7年1月8日(金曜日)、読売新聞に以下の宣言が掲載された。その年の文芸時評の一回目である。 ▽僕は、光輝ある読売新聞を通じて、僕が一九三二年より、一九三三年まで、ファシストであることを、万国に対して宣言する。 ▽「中央公論」新年号「現代一百人…
年明けの株安が映した世界経済のリスク 年明けの株安が映した世界経済のリスク :日本経済新聞 日本の株価に「世界」などというご大層なものが映されているだろうか。 そこに映されてあるのは、富裕層の欲望ばかりではないか。パチンコ屋の売上げの方が,よ…
外国人の受け入れへ一段の工夫を 外国人の受け入れへ一段の工夫を :日本経済新聞 レタス農家の研修について少しは触れるのかと思ったら、観光客と留学生についてだけである。 日経さんは移民の受け容れについて積極的だと思ったが、それに触れるのはまだ適…
今まで思いついたことをただ書いて来ましたが、日経の社説をとりあげるようになって、やや方向性が見えて来たのでブログのタイトルを変更しました。 きっかけは、自分で書いた以下の短いエントリーです。 現代版サルカニ合戦 - 「サルの論理」と「カニの信用…