2014-01-01から1年間の記事一覧

向うから外れるものは……

警戒必要な北朝鮮の融和路線 警戒必要な北朝鮮の融和路線 :日本経済新聞 拉致被害者の返還について、よほど確度の高い情報があって動いているのだろう、と思ったらこの有様である。 訪朝団の派遣について、拉致問題で食べている連中がぐずついている、とい…

余計でなければいいのかな?

まずは青色LED開発でのノーベル賞受賞おめでとう。 法人への特許の帰属についてごたついているこのタイミングで中村氏の受賞とは、なかなか選考委員も味なことをやってくれる。 光の革命を起こした日本人のノーベル賞 光の革命を起こした日本人のノーベル賞 …

「香港化」する中国

香港の輝きを損ないかねない「大陸化」 香港の輝きを損ないかねない「大陸化」 :日本経済新聞 台湾のごたごたのときもそうだったが、日本の政府はこうした「自意識を持った民衆の反乱」めいたものについて、あまり詳しくはとりあげたくなさそうだ。 市民の…

「わかりません」と答えたくないときに

コピペ答弁では納得できない コピペ答弁では納得できない :日本経済新聞 「信じたい」とか言ってたくせにややいらだってきたようだ。 まあ、あべぴょんの経済についての知能は中学生レベルだからしかたない。(あそーは高校生レベル) つまりはあべぴょんは…

まるで声のない反乱のような

足踏みの景気、成長戦略で下支えせよ 足踏みの景気、成長戦略で下支えせよ :日本経済新聞 「足踏み」と日経も認めざるを得なくなったようだ。正直私ですら、7月以降の停滞ぶりは予想以上だった。 というのも、相変わらずあべぴょん内閣の「支持率」とやらが…

それは読者に言えば?

賃上げ継続へ政府と企業は役割果たせ 賃上げ継続へ政府と企業は役割果たせ :日本経済新聞 コピペかと見まごうような、ここ数年繰り返された言説をそのまま垂れ流している。やれやれ。 政府が私企業の賃上げに口を容れるのは「社会主義」なんじゃなかったの…

また読売新聞勧誘員との戦いの季節が来る

さて、そろそろまた読売新聞の勧誘員がやってくる時節である。他ではどうか知らないが、ウチでは毎年のように今頃やってくる。日経をとるのをやめた後、一年ほどとってしまったのが運の尽きか。マークされてしまっているらしい。 しかも「実質タダで」と言っ…

「実用化へ」が実用化できるといいなあという期待だけに終るのはなぜか

日経にはちょくちょく企業の提灯記事が載る。 メーカーについての提灯は形が決まっていて、なんとかかんとかいう新技術を「実用化へ」と書く。だいたい○○○○年を目処に、とか、もう少しでできそうに書く。 まあ、ほんとに出来たものもあるが(マグロの完全養…

なんでそんなにTPPが好きなんだ

日米はTPP決着の意志示せ 日米はTPP決着の意志示せ :日本経済新聞 なにやらもっともらしい言葉で埋まってはいるが、珍妙な社説だ。 威勢がいい割には無内容な所など、旧日本軍の命令文を思い出させる。 しかし、ちょっと興味を引かれる部分もある。 >…

スコットランドに学べること?

地価上昇は広がり始めたが 地価上昇は広がり始めたが :日本経済新聞 昨日の社説になるが、都市圏で地価が上がりだしたというのでタヌキ踊りをしている。確か去年の今頃にも類似した報道があったし、さらにまた同じく >地方でも上昇地点が増えてきたとはいえ…

ガイアツってなんだ

TPPについて、賛成派も反対派も「アメリカから日本の参加を求められている」という認識は共通していると思う。 アメリカからのガイアツというわけだ。 が、しかし、アメリカはTPPについてさして重要視しておらず、日本の参加もそれほど切実に求めてはいない…

日経の日経による日経のための?

諮問会議は歳出改革にもっと力を入れよ 諮問会議は歳出改革にもっと力を入れよ :日本経済新聞 この「経済財政諮問会議」のメンツだが、民間からは社説に出てくる新浪剛史と榊原定征(経団連会長)の他に、高橋進と伊藤元重が入っている。二人とも日経とのつ…

誤報が問題というわけではない

報道への不信ぬぐい去る責務 報道への不信ぬぐい去る責務 :日本経済新聞 やっと日経がこの件について社説を書いた。 >懸念されるのは今回の問題で、新聞に対する信頼がそこなわれるのではないかという点だ。日本経済新聞は「中正公平」の報道を今後も貫いて…

朝日が脱原発を撤回する日は

吉田調書「命令違反で撤退」記事取り消します 朝日新聞:朝日新聞デジタル 吉田調書「命令違反で撤退」記事取り消します 朝日新聞:朝日新聞デジタル やれやれ。吉田調書については私も驚かされた口なので、朝日に対しては徹底した調査を望みたい。 が、以後…

日経読みの世間知らず

その昔、私の周辺だけかもしれないが、「日経読みの世間知らず」という言葉があった。昔の日経はストイックに経済の記事ばかりを載せ、たとえ旅客機が墜落しても二面に中くらいの大きさで掲載される、という具合だった。 今は普通紙と遜色ない紙面だが、それ…

近時雑感

ちょっと小耳にはさんだことを書き留めておく。 TPPについて、騒がしい報道はないが、今も水面下での交渉は続いている。JAの意を受けて、農水官僚はあれこれと手を尽くし、少しでも有利になるように駆け回っている。 ところが、いつもならこの辺りで外務省か…

日経新聞がひどいことになっているようだ

朝日の内部批判について書こうかと思ったがやめた。現状では濁流に猪口で旨酒を流すようなものだからだ。 その代わり、駅で久しぶりに買った日経新聞について書きたい。書きたいというか、本音では罵りたいくらいだが、そういう気持ちはなるべく抑えて書くこ…

バブルがはじけるとはどういうことか

内閣改造とやらが行われたそうだが、どこがどう「改造」なのかよくわからない。わかるのは、もはやあべぴょんは長期政権に向けて自信満々だということだ。 おそらく、拉致被害者が帰ってくる目算があるのだろう。それはそれでめでたいことだが、先日書いたよ…

これはバブルではないのか?

バブル、という単語は経済において使用され、やがては他の事象にも充てられるようになった。 元々は景気の過剰な加熱ということだったが、内実を伴わない盛り上がりをもって「バブル」と呼ぶことが、今ではすっかり定着している。 さて、アベノミクスは総理…

サンピンの思い出

サンピンというのは、竹村健一・渡部昇一・堺屋太一の三人をまとめた呼び名である。「一(ピン)」が三人だから「サンピン」と、江戸時代の下級武士への蔑称に引っ掛けたわけだ。ここに深田祐介を加えて「サンピン一介」ということもあったが、さして定着し…

順調に足踏みするアベノミクス

消費税増税に対する怨嗟の声を耳にしない日はないが、それでも内閣支持率は五割に近い。「他に人がいない」というやつである。支持理由のトップにそれが来ていること、そしてその理由にもならない理由が内閣支持率を押し上げ、あべぴょんのやりたい放題をま…

それはやはり厄日とかそういうことなのだろうか

あなたの誕生日は珍しいのかも!画像で見る日本人の誕生日多い順ランキング | COROBUZZ このサイトを見てふと気づいたこと。 4月1日生まれは少なく(362位)、4月2日生まれは多い(2位) これはやはり、4月1日生まれまでは早生まれとされてしまうので、生ま…

役に立たないなりのやり方があるということなのか

天皇こそ役に立たないんだから心置きなく静養に行けばいいと思うんだが。 - 誰かの妄想・はてな版 上掲ブログのエントリーに非常に興味を惹かされた。 なんだかジョークのネタにでもなりそうな話である。 あるうららかな日、あべぴょんは大好きなゴルフをし…

右傾化ではなく幼稚化

なんだろう、この違和感は。彼が持っているのが銃ではなく、お気に入りのぬいぐるみのように見える。 実際ブログなどを読んでも、戦争というものへの切実感がみじんもなく、ちょっと楽しいところへ行ってくる、くらいの感覚だ。 なんというか、「幼さ」を感…

ボールは宙に浮いたままだということ

『「朝日新聞の大罪」を問う』 お父上には世話になったのであまり言いたくはないが、投資を生業とする人間がこのような認識で大丈夫なのかな、と思う。リスクをとらねばリターンを期待できないように、報道は向こう傷を恐れてはスクープをものにできない。ま…

やはりまったく想定内のことだった

GDP 年率-6.8% 震災以来の落ち込み NHKニュース 1〜3月期をほぼ相殺する落ち込みだったが、これは「想定内」のことだっただろう。ややマイナスだが、誤差の範囲と言える。 もしマイナス8%を越えるようなら、ちょっとはおたついたかもしれないが、こ…

つ鏡、ということ

年をとって、鏡を見ることが多くなった。 若い頃は一日3分も見なかったのだが、今はしげしげと覗き込む時間が増えた。 鏡の中には、記憶の中の自分とは違った「現実の自分」が存在する。笑ったり怒ったり、あれこれと表情を作り、他人の目にどう映るのかとい…

ただただ、今はため息ばかり

As U.S. Airstrikes in Iraq Begin, Will Military Intervention Escalate Growing Crisis? | Democracy Now! イラクを空爆するという。 ISISの暴虐ぶりは、欧米のメディア以外でも報じられており、現在疑いを挟む要素はない。 待ったをかけるなら、「ことは…

ふと松岡利勝のことを思い出したのでメモ

・2007年5月28日、第一次安倍内閣農水相松岡利勝が、衆議院議員宿舎で首を吊っているのが発見された。 ・安倍晋三や飯島勲(秘書官)宛の遺書が8通残されていた。 そのうち、日本国民宛の遺書は公開された。 「安倍総理、日本国万歳」と結ばれ、その後に付け…

きっとそれは「強制連行」ではないということなのだろう

「強制連行」という言葉を眼にして思い出した話をひとつ。 若い頃、関東軍の元軍曹という人の下で働いたことがある。「オレは満州を一万キロ歩いたんだ!」というセリフを、三日に一度は口にする人だった。 その人がお客にこんな話をしていた。 満州の道無き…